その後。
毎晩のようにライトはつかなかったが、そのたびにパッシングすれば素直につくと言う日々を過ごしている。
そんなおり、友人の勤めるガソリンスタンドで赤チンのタイヤに空気を入れてもらった時にあらためて
タイヤが風邪ひいてるなぁ〜(風邪ってタイヤのひび割れね)
と思ったわたしは、赤チンタイヤ交換計画を発動させた。
いつもお世話になっているむらっさんのところへタイヤの相談に行く。
けれど、行く前から気にかかっていることが一つ。
赤チンに装着されているタイヤのサイズは「125/60/12」というもの。
(125はタイヤの幅。単位はミリメートル。80は扁平率。単位は%。たしか125ミリ×60%でタイヤのゴムの厚さが75ミリとなる。12はインチで、ホィールの大きさ。)
幅が125ミリのタイヤって、あるのだろうか。
案の定、サイズを告げたときのむらっさんの返事は、
「んなもんあるかい」だった。
やっぱり。タイヤがないぃ〜!
最後までつくっていたミシュランでもすでに製造していないらしい。以前、AKI師匠もサイズがなくて「135」を入れたら、ホィールハウスに干渉するとか言っていたわ。確かに。それでも据え切りしたとき以外は大丈夫だとも言っていたので、その言葉を信じてチャレンジすることにしてみる。
だが、現物を隣に置いて比べるとその「135/80/12」は扁平率のせいで、異様に高い。なるほど、これでは干渉しそうだ。むらっさんのアドバイスで、思い切って「145/70/12」にしてみたところ、幅は心配だが、高さはこちらの方がよさそうだということになった。
つまり、「135/80/12」では扁平率が大きいのでゴム厚が108ミリになるが、「145/70/12」ならゴム厚は101.5ミリということ。わずか6.5ミリの違いだが、上下合わせると13ミリ違ってくる。この差が決定打である。
とにかく、はかせてみなければわからない。さいわいしにて、リアタイヤのサイズが「145/70/12」だったので試しに取り付けてみることに。
「145」をはかせたところで、ハンドルを右に回したり左に回したりしてみて、指を入れたり下からのぞいたりしたところ、なるほど何とかぎりぎり大丈夫そうだった。(小指も入らないほど、というより、目一杯回せばやっぱり当たってるようでもある〜、ってカンジ?)
決まり。「145/70/12」に決定賞〜(欽ドンか?)。これでフロントとリアが同じサイズになったわけですわ。さらに、なんだこのスペア、マルボウズじゃねぇ〜か(by次元)ってことでスペアタイヤも交換してみました。タイヤサイズが大きくなったのでボンネットが閉まりにくくなっちゃったけど、無理やり装着。5本交換で、しめて21,000円なり。
こうして無事赤チンのサイズのあうタイヤを見つけ、作業中の待っている間にジェミニ用のカーオーディオ(SONYの2DINでCDとテープが聞けるやつ。本日限りの24,800円。安いっ!)をゲットし、ぴっかぴかの黒光りタイヤで意気揚々と帰宅した。
ちなみに、車をジャッキアップするマシンにチンクはホィールベースが短すぎて載れなかったナリ。油圧ジャッキでしこしこあげるしかないんですねぇ〜。
感想は、「まっすぐはしるぅ〜(笑)」でござんす。
風邪を引いたタイヤではどうしてもバランスが悪いのかハンドルが振られていたのだが、ニュータイヤでは、しっかりした接地感とともに直進安定性の向上が体感できるのだ。
追記:チンクのタイヤには当然チューブが入ってました。昔のホィールは密閉性が悪く、自転車のタイヤのようにチューブが入ってたんですね。今回、チューブは交換せずにそのまま使用しました。