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117 DAYS 3の手紙 拝啓
新緑が香るほどに感じられるこのごろです。薫風に誘われ気ままなドライブを楽しまれている方も多いのではないでしょうか。なにはともあれ,さわやかな季節になってまいりました。
さて,私と117姫はどうしているかともうしますと,やんごとなき理由から今春,引っ越しなどをしちゃいました。いままで暮らしておりました場所からクルマで2時間半ほどの山奥にです。ガロが棲むというその村はヒジョーに人里離れた所です。山には杉の木が生い茂り,アメゴが銀鱗を輝かせる川面…。そんな理想郷で私と117姫は生活をはじめました。
この村で暮らしはじめてもうすぐ1ヶ月。俗世間から隔離されたここではいろいろと愉しいことが発生いたします。部屋でくつろいでいると多種多様な虫達(主としてテントウムシ。「可愛いからいいじゃない。」とおっしゃるあなた!数十匹で群れなすテントウムシはもはや驚異です。)が遊びに来ますし,夜空には星座がワカラナクナルホド星が瞬いています。(火星や金星なんか「ウルトラの星か!」とつっこむほど。推定等級マイナス117)部屋にアポなしで訪れるムシさんは往々にして煩わしいのですが,あまり邪険にするとオームに襲撃されるので,とりあえず微笑みながらティシュでツブシマス。シカさんやイノシシさんやウサギさんは,眼が合うとメンチをキラレて怖いので,なるべく微笑みながら猟師のおじさんに報告します。(水平射撃厳禁!!)
さて,さて,気候も今までいた場所での太平洋側のそれとは違い,めちゃめちゃ雨がふります。トランク部分の雨水浸入遮断防衛ゴムは劣化が急速に進行(全塗の際にはがしたのが致命的だった。しかたないけどね。人は何かを手に入れると何かを失うモノなのさ),雨水に易々と最終防衛ラインを突破されます。ゆえにトランク内は常に雨期のナイルのごとく氾濫しており,早急な改善プランの立案が求められています。117姫と雨との「姫雨友好条約」の締結は,実現の日を迎えるのでしょうか。乞うご期待。
以上,近況報告でした。それでは皆さん,新緑のように清々しい日々をお送りされますよう…。 敬具
追伸
山奥は毎日が寂しいです。たまにメールくださいね。
次回:どうやら「姫雨友好条約」。「全身患部徹底摘出大手術」は?
'げすとぶっく'に記帳しようかな その前に'げすとぶっく'をみる 
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