悪魔の誘いリスト
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FIAT 500 (チンクチェント) |
悪魔の館1号室「FAQと基本的な旧車購入の心構え」 |
悪魔の館4号室「旧車のモディファイと改造」 |
Q. 旧車ってどのくらい古いものを言うのですか?
A. 「ほそうでファミリー」は平成元年より古いものを旧車と呼んでいます。
が、やがて平成の車も旧車の仲間入りをしていくでしょう。
Q. 壊れませんか?
A. 壊れたら直せばいいのです(笑)。
Q. 錆びませんか?
A. 錆びたら板金したり塗装したりすればいいのです(笑)。
基本的な旧車購入の心構え
旧車購入の際に一番気になることは、やはりトラブルとそのコストでしょう。
はっきり言って、誕生してから10年も経てばあちこちガタがくるのは当然です。しかし、消耗部品の交換と丁寧なメンテナンスで十分生き続けることができます。
わたしたちはよく冗談で、「××社の車にはプラスチック爆弾が仕込まれている」と言ったりします。タイミングベルトや各種ブッシュ類などをはじめとする消耗部品は、耐用年数や耐用走行距離が決まっていて、これらの部品は交換すれば新車のように生まれ変わるのですが、自動車メーカーの陰謀(笑)で7〜10年たつとこれらプラスチック爆弾(消耗部品)が爆発し(だめになり)、細かなトラブルが車への愛着をなえさせ、新車への買い替えをユーザーに促しているという構造になっているように見えるのです。
あなたが購入しようとしている旧車は、それらプラスチック爆弾が爆発した後か、爆発まで秒読み段階にある状態と言えるでしょう。
でも、心配することはありません。早期発見早期治療を施せば深刻な事態を引き起こすことなく快適な旧車ライフを送れるはずです。発見が早ければそれだけコストも抑えることができます。部品も内装部品を除けばまだまだありますし、なければほかの車の部品を流用したり、自作してしまうことも可能です。新品は高価ですが、中古の部品取りを1台用意するという手もあります。置き場所に困りますが、世の中にはサンタナの部品取りを2台分油漬けにして保存しているという方もおられます。都市部にすんでいる方でも、部品取りを近くに置いておく必要はないので、郊外の安い駐車場を借りればコストを抑えられます。さがせば月5〜9,000円といった格安の駐車場だってきっと見つかります。エンジン50万、ミッション40万といった新品の値段と比べればたいした費用ではありません。なにより、万が一の時の保険料と思えば安いものです。もしかしたら郊外の旧車好きの農家の仲間ができればただで置かしてくれるなんてことも。どちらにしても、新車を買うよりも安いか同じくらいしかからない、んじゃないかな・・・。
さあ、これでトラブルもコストの問題も消えたはず。思い悩むのはやめて、前向きな気持ちで旧車の世界に飛び込んでいきましょう!
1998/8/24 by Katsuse